SUGAR CANE : HEAD LIGHT 9oz. BROWN DUCK WORK COAT [HD15085]
シュガーケーンからヘッドライトの9オンス ダック ワーク コート[15085]の入荷です。
SUGAR CANEの誕生は日本でありながら、米軍基地を相手に育っただけにその精神も物作りのノウハウも本場仕込みとなっております。
当時から現在に至るまで、アメリカンスタイルのシンボルとも言えるデニム素材を中心とした本場仕込みのワークウェアを作り続けています。
ワークウェアの黄金期とも言える1900年代から1950年代に織られた生地を糸の形状、染め、織りにこだわり、年代別に徹底的に分析し、研究し続けているブランド『SUGAR CANE』
チンストラップや刻印入りのチェンジボタンが特徴的な1930年代の9オンスブラウンダック製ワークコート。
左胸ポケットには1918年にパテントを取得したウォッチポケットを装備し、カフスはトリプルボタン仕様。
ボタンホールやカンヌキに施された黄緑色のステッチは、ブラウンダックを使用したワークウェア当時の標準仕様。
生地は過去にヘッドライトで復刻したブラウンダックとは異なり、新たなデッドストックを分析し作製。
以前のモデルでは経緯ともに10番の糸を使用していたが、こちらは経糸16番(引き揃え)、緯糸6番の変則的な平織りの生地となっている。
前回のブラウンダックは生地の状態で染める「生地染め」であったのに対し、今回は糸の段階で染色した後に織り上げる「糸染め」を採用しているため、ヴィンテージと同様にセルビッジ部分に黒糸が確認できる仕様となっている。
硫化染料と力織機による風合いは、以前の生地とまた違った魅力に溢れているが、ともにブラウンダックとはいえ呼称以外は全くの別物なところが奥の深いヴィンテージらしい。
30年代当時、この生地を使用したアイテムは主にスチールワーカー(製鋼所工員)向けに販売されていた。
Complete Series of the Reproduction “HEADLIGHT”
1900年代初頭からスタートし、1960年代まで存在したラーンドカーター社のブランド。
当時としては珍しく、織布から縫製まで自社で一貫生産していたことから製品に対するこだわりが伺える。
ラベルやフラッシャーのトレードマークが表す通り、鉄道員や機関士に好まれ供給されていた。現在でもコレクターの間で人気が高く、入手困難とされる希少なアイテムを現代に蘇らせる。
商品情報 | |
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サイズ | 36(S) 肩幅45/身幅52.5/着丈68/袖丈59/cm 38(M) 肩幅47/身幅56/着丈70/袖丈61/cm ※サイズには若干の個体差がある場合がございます。 |
素材 | コットン100% |
生産国 | 日本製 |
・ヘッドライト
1920年代に誕生したヘッドライトは、シンシナティ、サンフランシスコに拠点を持つラーンド・カーター&カンパニーの1ブランドで、フラッシャーには機関車がヘッドライトの光りを発しているデザインを採用している。
このヘッドライトは主に鉄道員、機関士等に人気があり供給されていた。50年代になると機能的な作りは完成の域に達し、オーバーオールのファスナー付きポケットは特許を取るまでに至る。
このころからクラウン・オーバーオール・マニュファクチァリング社と提携し生産する事になるが、60年代になるとカーハート社に吸収合併された後に消滅する。
それから長い期間を経て現代に至ってもそのネームバリューは衰えず、コレクターの間ではメジャーなブランドである。
そのヘッドライトブランドが、東洋エンタープライズ社の手によって現在によみがえった実名復刻シリーズである。